室町期より1000年に亘って日本の「染型紙」を独占的に生産してきた「伊勢型紙」ですが、シルク
スクリーンの普及に伴い急激に衰退を迎え産業の消滅に至っています。
一般的には「小紋型」と呼ばれる染型ですが長い時間の中で編み出された技術とデザインも
歴史の中へ消えて行こうとしています、ここに僅かに残された「種本」資料が往時を偲ばせる。
「市松・松竹梅」
「流水・かきつばた」
「青海波・紅葉」
「波紋・菖蒲」
「花網代」
「花衣・雁」
新規に作られる染型紙のデザイン及びテクニックを職人に指図するのがこの種本で、コピーの技術も
無かった時代の工夫でした。
白黒二階調で構成されるデザインは世界でも類を見ない道具作品です
繊細で美しいステンシルから「日本文化の粋」を
彫刻の様子
「しだれ藤・燕」
「笹りんどう」
「竹に椿」
「那須与一」
「繋ぎかなえ」
形 裏